TRUSTRICK Special Interview



神田沙也加とBillyによるユニット、TRUSTRICK。昨年6月のデビュー以来、2枚のアルバムと2枚のシングルをリリース、ライブ活動でも2度のツアーを成功させるなど、順調に、そして一歩一歩確実に前進してきた、その二人が初めてのEP「未来形Answer E.P.」を5月5日にリリースする。今回の新曲「未来形Answer」は、アニメ『俺物語!!』(日本テレビ系ほか)のオープニングテーマとなっており、起承転結のあるドラマティックなメロディと疾走感あふれるサウンドが全面に出たポジティブなポップ・ナンバーに仕上がった。これまでの作品で、様々な音楽性を聞かせてきたTRUSTRICKだが、このようなキラキラしたサウンドこそが二人が最も得意とする音楽という気がする。そんな、現時点での二人の魅力が詰まった「未来形Answer」や最近のライブ活動などについて、神田沙也加とBilly に話を聞いた。TRUSTRICK 、MUSICSHELF初登場!

 

 

――新曲「未来形Answer」がアニメ「俺物語!!」のOPテーマとしてすでにオンエアされているわけですが、沙也加さんはもともと漫画のほうはご存知だったのですか。

 

神田沙也加:「俺物語!!」というタイトルは知っていましたが、原作は読んだことがなくて、オープニング・テーマのお話をいただいてから全巻読みました。すごく面白くて、あんなに早く読み終えた漫画はいままでなかったかもしれません。

 

――「俺物語!!」というタイトルだけ聞くと、女子が気安く手に取るような漫画じゃないかもしれないですよね。

 

沙也加:毎巻、主人公の(剛田)猛男(たけお)くんのアップが(コミックの)表紙になっているので、いったいどういうジャンルのストーリーなのか、表紙を見ただけじゃわからないですからね(笑)。

 

――「俺物語!!」は(大和)凛子ちゃんの視点で、女子が読む漫画でもあり、男子が読むと猛男くんに感情移入できてしまうという、不思議なジャンルの漫画ですよね。

 

沙也加:そうなんです。私のスタッフの男性陣も猛男くんに感情移入して、泣けると言っています。

 

――歌詞の中に「お菓子」関連のキーワードが散りばめられていますが、凛子ちゃん手作りのお菓子がアニメには毎回出てきますよね。

 

沙也加:いろんなお菓子がキーワードになっていることもあるので、最初仮タイトルが「マカロン」だったんです。歌詞を書くときに、いちばん悩んだのが、誰目線で書くかということでした。結局、私は女子なので凛子ちゃん目線で書くことにしたんですが、凛子ちゃんはお菓子作りが得意で、女子力がすごく高い女の子なんですね。私が男性だったら絶対に彼女にしたいタイプの女の子ですから(笑)。

 

――なるほど。Billyさんも漫画のほうは読まれたんですか。

 

Billy:人気コミックランキングの上位に入っているのは知っていたんですが、今回のお話をいただいて、初めて読ませていただきました。一気に読んでから、すぐに曲作りに入りました。

 

――TRUSTRICKの中で最もPOPな曲かもしれませんね。

 

沙也加:そうですね、今回は春らしくできるだけポップなものにしたかったんです。前作の「FLYING FAFNIR」(「銃皇無尽のファフニール」のオープニング・テーマ)はできるだけアニメに寄せて制作したので、今回は「俺物語!!」のことを知らなくても聴いてもらえるようにポップにしてみました。裏テーマが「春の新生活応援キャンペーン」ですから。(笑)

 

――今回の曲はBILLYさんと沙也加さんの共作です。意外にも曲の共作は初めてですね。

 

Billy:今回、まずは沙也加がデモを先に作って、それを僕が聴いてメロディを加えたりして、アレンジに入りました。今回はサウンドで「俺物語!!」のキャラクターなどの空気感を出したかったので、すぐにアレンジに取りかかったんです。

 

沙也加:私の一アニメファンとしてのアニメ脳とTRUSTRICKの独自の世界感、その中間部分がうまく表現された曲になったと思うんです。なんでもっと早くこの手法を取らなかったんだろうと思いました。

 

――「未来形Answer」というのはタイトル自体がキャッチーだし、タイトルを聞いただけで勇気づけられますね。

 

沙也加:タイトルは「マカロン」じゃなければ、「Answer」を生かしたタイトルにしたいと思っていました。最初は「未完成Answer」という案もあったんですが、「未完成」だと、あまりにも発展性がないので、「変動する可能性があるAnswer」という希望を含ませ、結果的に「未来形Answer」というタイトルになりました。

 

――「未来形Answer E.P.」のジャケットは春らしいピンク色のジャケットで、今までにないポップさですよね。

 

沙也加:ジャケットは「FLYING FAFNIR」のときからお願いしているクリエイターさんにお願いしました。「TRUSTRICKとは?」ということをとても深く理解してくださっている、好きや尊敬を通り越して(笑)、私自身一ファンでもあるという素晴らしいクリエイターさんなんです。カラービーズをジャケットの写真に使いたいとアイデアを出したんですが、まさかカラービーズを水槽の中にいれて浮かせて使うとは思ってもいませんでした。撮影はかなりアナログな撮影で、カラービーズ待ち(笑)もあったので時間がかかりましたが、とても素敵なジャケットになったと思います。

 

――「未来形Answer E.P.」ということで収録曲が充実していますね。大成功を収めた「TRUSTツアー」からのライブ音源が2曲収録されていますし。

 

Billy:ライブ音源を入れたのは、TRUSTRICKのいろいろな一面を見せたいという気持ちが大きくて、6月と7月へのライブへの架け橋になればいいなと思っているんです。

 

――6月と7月には全く違うタイプのコンサートの開催が決定していますね。詳しくライブの内容を教えてください。

 

Billy:まったく対極のライブにしようと思っています。TRUSTRICK PREMIUM LIVE SUMMER“Garnet”とTRUSTRICK PREMIUM LIVE SUMMER“Iolite”というタイトルです。“Garnet”のほうは「赤」のイメージ通り盛り上がるものにしていきたいし、“Iolite”のほうは、バラードを中心にじっくり聴いてもらえるものにしていきます。

 

――“Iolite”のほうは、女の子のファンが泣き出してしまいそうな予感がします。

 

沙也加:オールスタンディングのライブのときも、バラードで泣いてくれるファンの子がいるので、本当に「ありがとう」っていつも思っています。今回の“Iolite”は初の着席のライブですし、よりトラトリの世界に入り込んでもらえるんじゃないかな。

 

――そして8月には沙也加さんのテンションが上がると思われます(笑)、「アニサマ」(Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-)への出演もあります。

 

沙也加:アニソンをやっている間に、そのチケット(出場権)を獲得しないと一生出演できない(かもしれない)イベントなので(笑)本当に嬉しいです。

 

――アニソンファンが大集合ということで、衣装なども気合が入るんじゃないですか。

 

沙也加:アニメファンにとっても、アニソンアーティストとしても一大イベントなわけですよ。トラトリはまだ新参者なわけですから、ただ出演するだけでなく、衣装を含めて何か爪跡を残したいし、TRUSTRICKというアーティストを知ってもらうきっかけになればと思います。こんなに光栄なことはありません。

 

――ずっとアニソンファンだった沙也加さんが、ついに出演側のステージに立つ今の気分はいかがですか。

 

沙也加:落ち着こうと思っています(笑)。もちろん「キャー!」と叫びたい気分でいっぱいですけど、どういう経緯と意図があってこの場所にいるのかということを忘れないようにしたいと思っています。

 

TT_mirai_mainA――最後に改めて新曲「未来形Answer」について、読んでくださっている方にメッセージをお願いします。

 

Billy:今までのTRUSTRICKの楽曲の中でも、春らしい明るい曲になりましたので、いろいろな方に聴いていただける曲になったのではないかと思います。今回「E.P.」ということでライブ音源も収録されていますし、これをきっかけにライブにも足を運んでいただきたいし、TRUSTRICKを知ってもらえるきっかけになってもらえる1枚になればいいなと思います。

 

沙也加:とても春らしいジャケットなので、ジャケ買いもしてもらえたらな、と思っています。ライブでも笑顔で歌える曲なので、この曲を通じてみなさんと共有できるものが増えるかと思うと、今からライブで歌うのがとても楽しみです。あと、ミュージックビデオでは初めてギターを持っているので、ぜひミュージックビデオを見ていただきたいです。

 

――初めてギターを持って歌ってみていかがでしたか。

 

沙也加:シンガー・ソングライターの人はすごいなと思いました。いろんなところに神経をはりめぐらせなきゃいけないですからね。でも、ギターを弾きながらアイコンタクトをとる映像が残されたのは貴重だったかもしれません。

 

――今後ライブでBillyさんとのツインギターなんていうのはどうですかね。

 

沙也加:いやいや、想像しにくいですよ(笑)。

 

Billy:僕としては沙也加にはギターソロをやってほしいと思っているんですよ(笑)。